就労支援準備室 室長の岡野たかしげです。
CRAワークサポートセンターで訓練している施設利用者の皆様と企業様を繋げたり、職場実習や実際の雇用を開始するタイミングで、職場の担当者の方と当事者の方の間に入って就労の為の環境を整えたりするのが、私のお仕事です。
普段コチラのブログ記事では、就職支援準備室での活動を取り上げておりますが、、、今回は番外編。
時間があればお手伝いしている「子ども食堂」について書きます。

CRAワークサポートセンターの運営法人のNPO法人クリエイター育成協会では「子ども食堂 Niji cafe」を運営しています。
子ども食堂は全国的に増えていて、今では一般的に知られている存在ですので詳しい説明は省略しますが、それぞれ運営する理念やキッカケがあるのかと思います。
「Niji cafe」にも理由や想いがあってスタートしました。
CRAワークサポートセンターは障がいのある方の就労サポートを行ってきましたが、障がいに気を遣うがゆえに、「(障がいの)ある人・ない人」に分かれてしまう現状があるなと感じてきました。
障がいを見るのではなく、その「人」を見られるように、子どもや大人が障害のあるなしに関係なく自然と関われる場をつくろうとしたことがキッカケとのことです。
毎週金曜日の夕方に大宮七条通りを西に少し入った「Niji cafe」で、職員や職業訓練に取り組む利用者が交代で食事の提供をしています。
障がいのある利用者さんにとっても色んな年齢の方にサービスを提供したり人と交流する良い訓練の機会となっています。

さて、私は料理が苦手で調理は担当しないほうがみんなのためになると思っていますので(笑)、開店前の清掃や給仕係で参加することが多いです。
開店すると子どもたちが「今日の食事はなんやろー」と元気にやってきます。
今日は何してたんや?と話をふると、聞いていないことまで教えてくれて楽しい雰囲気に。
大人も一緒にいつも大いに賑わっています。
大人の多くはお母さんたちですが、久しぶりの方には「最近忙しかったですか?」とか色々と伺っているとママさんたちも笑顔で話してくださるので子どもも実は安心できるのかもしれません。

先日、自宅近くでも子ども食堂があると聞きつけて訪ねてみましたが、そこでも子どもと学校や地域の話で盛り上がりました。
当初、私は「子ども食堂」には寂しいとか困っている人がくる場所なんだと少し違うイメージを持っていましたが、色んな世代が交流できる出会える居場所になっているのかなと感じました。食事の時間ってやっぱり楽しいのか笑顔が増えて会話も増えます。楽しいは大事です。
あと、障害に気を遣うがゆえに、障害の「ある人・ない人」に分かれてしまう現状がある、、ということを冒頭で申し上げました。
子ども食堂についても自分の中である種の線引をしていたのではないかと思いました。
イメージを持つことはだれにでもあることですが、見て・参加してみてわかることが沢山あると改めて気づきを得ました。
全国的に増えて知られるようになった「子ども食堂」。つまり笑顔が確実に増えていっていることですね。素晴らしいことです。