NPO法人クリエイター育成協会は、今年でなんと創業17周年を迎えます。
私は入所して僅か2年少しですが、これまで沢山の方に応援して頂いたことは容易に想像できるわけでございまして、改めて皆様にお礼申し上げます。
先日、その節目として約30の企業・団体さま、他事業所さまをもお迎えしてクリエイター育成協会の現状に関する報告会を開催致しました。
お越しいただいた方々とご挨拶する機会にもなりましたが、私のように福祉事業に携わって日が浅いと先方様のイメージがつかめないことも多々あります。
というわけで後日、CRAワークサポートセンターで就労支援の担当者やB型支援担当職員とともに、来訪者皆様の事業所を御礼を兼ねて訪問しましたので様子を少しご紹介します。
CRAワークサポートセンターでは通所する利用者さんが職業的スキルを得るだけでなく、対話力や京都ならではの文化力や地域性を身に付けてもらうため、地域の事業者や住民の方々と日々交流しています。

まずは、絞り染め体験工房を訪問。
https://izutsu-kyoto.jp/
CRAでは訓練の一環で「絵本制作」に毎年取り組んでいますが、原作は事業所がある下京区周辺地域の民話を題材にしています。
こちらの社長さまは地域の生き字引的存在で絵本制作プロジェクトの監修をお願いしています。
そもそも私は絞り染めのことも、体験工房をされていたことも存じ上げず、絵本制作というよりも工房のお話に聞き入ってしまいました。
実に京都らしいお話が伺えて勉強に。

次の訪問先はシルバーアクセサリーの体験工房です。
https://www.jewelry-azu.com/
先ほどとは一変して京都「らしくない」工房ですが、そのらしくないところが修学旅行生や海外の方にも評判となっている体験工房でした。
利用者の中にはモノづくりが好きな方が多いとのことで、B型事業所とコラボレーションできたら、、と同僚が刺激を受けていました。
そしてやはり気になるのは同じ就労移行支援のサービス提供をおこなっている事業所さま。
就労支援事業大手のL社さま、D社さま等々、フランチャイズ展開されている事業者さまを初訪問です(おとなの都合で写真はありません笑)。
事業所のサービスが地域差なく提供するためでしょうか、各事業所で運営管理がマニュアル化されているんだなと事業所内のデザインや間取りなど雰囲気から感じ取ることができます。
その中で他社と差別化を理念やサービスで打ち出されている点は興味深く、例えば発達障がいのある方に訓練を特化する事業所、カリキュラムの多彩さ、または通所交通費の補助などサービスの充実に力を入れる事業所、、、などなど。。
WEBサイトやチラシを見て多様な見学者さんがいらっしゃりますが、支援のニーズは人それぞれ。
場合によっては他社さまがその方に最適なことも多々あります。
そんなときは同業他社をご紹介させていただきます。
私たち障がい者雇用に関わる企業団体がお互い差別化を図り、時に助け合っているわけですが、これで業界全体のレベルが向上して利用する方々や引いては社会にとって意義ある活動に繋がれば素晴らしいことですね。
今回はご紹介した事業所を含めて20件近くの回りました。
基本的なことかもしれませんが自身の目で確認できたこと、そしてここでお伝え出来たことは良かったと自画自賛です笑
なによりお忙しい中、わざわざ時間をとって対応してくださった各社職員の皆様、改めましてご指導ありがとうございました!
