こんにちわ、中島です。
CRAワークサポートセンターに通われる方は、DTPやWebデザインなどデザイン系を学びたいという方が多いのですが、ほとんどの方がこれまでにデザインを学んでいない方です。
最初は、ソフトの操作方法やコードについてテキスト等で学び、実際のお仕事をしながらスキルを身につけて行きます。
そして、大抵の方が「デザインってどうやって学ぶのか?」「デザインってなに?」という疑問を持たれます。
「デザインのアイデアが浮かばない」とも言われます。
通所して10ヶ月のAさん。
イラストレーター、フォトショップは触ったことなく、絵をかくということもなかったそうです。
基本のテキストを一通りされた後、お仕事をいくつかこなされてきたのですが、Aさんはとても真面目な方で、時間があると基本のテキストに戻られて、基本操作を忘れないように&改めて使い方を考える人です。
Aさんにとっても「デザインってなんだろう?」があるようで、デザインの本も熱心に読まれてます。プロのデザイナーから話を聞く機会があると「勉強になりました」と嬉しそうにされています。
Aさんの引き出しは、お仕事を一つこなす、知識を得るごとに広げられているのが目に見えてわかります。
先日、プロのデザイナーさんによるデザイン講座があり、質疑応答の中で、Aさんは「アイデアがわかないときはどうしてますか?」と質問されました。
デザイナーさんの答えは簡単にまとめますと、アイデアがわかないことはない、それは見方が足りない状態、でした。
メモを取りながら講座を受けていたAさん、また引き出しが広がることでしょう。
ただ、真面目すぎて、昼休みにご飯食べながらでも、デザインのアイデアを考えているところや、家に帰ってからも考えてしまうようで、体調に影響が出てしまうことがあります。
休憩を取っていないような時には、職員から話しかけたり、お昼休みに一緒に話しながら昼食をとるなどして休んでいただくようにしています。
まだ、具体的にどういった仕事につくかは決まっていないAさん、今後、自分の仕事を具体的に考えられるよう、職員も一緒に考えていきたいと思います。