今回は、2018年の春に就職のために、
WSCを卒業された、Aさんの記事です。
先日、定期面談を行った際に、インタビューした内容を
記載させていただきましたので、
現在、同じようなお悩みをお持ちの方にとって
ご参考になればと思います。
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Q:WSCを利用した経緯はなんですか?
自立支援をサポートしている機関に相談した際に、紹介されたことがきっかけです。
Q:WSCで学んだ事はなんですか?
様々なことを勉強しました。
エクセル・ワード・プログラムの基礎・イラストレーターやフォトショップの操作方法。
主に、パソコンを使った基本的操作を学びました。
Q:どのようにして就職が決まりましたか?
障害者合同面接会に参加し面接を経て就職しました。
Q:現在はどんなお仕事をしていますか?
接客サービス業を行なっています。
また、清掃や洗い場での作業も行なっています。
Q:働いている中で工夫していることはありますか?
私は、現在も体調が不安定になってしまうことがあります。
就職先に配慮いただき、シフト制で働いています。
その中で短い時間の中で効率よく動くことを意識しています。
周りが仕事を行いやすいような環境が作れるよう、
仕事や作業を残さないように、責任感を持って取り組んでいます。
Q:やりがいを感じる時はどんな時ですか?
お客様から、ありがとうございます。と感謝の言葉をいただいた時や
笑顔で喜んでいただい時はとても嬉しく思います。
Q:就労移行支援を利用する中で、大変だったこと・しんどかったことは?
通所して間もない頃に、パソコンを使用した様々な訓練を行いましたが、 働かなければならない。
というプレッシャーで生活リズムが不安定になってしまい、
そのころのペースを保ちながら、通所することが困難になりました。
しかし、職員さんに毎日電話していただいたり、
就活時や面接時もギリギリまで一緒に履歴書の作成などを行ない就職することができました。
まだ働き始めて、日は浅いですが、色々な経験ができればと思っています。
Q:就職を目指している方へのメッセージをお願いします
私は現在、センターで学んだこととは、ジャンルの異なる仕事を行なっていますが、
働いている以上、今後の人生で何かしら活用できる機会があると思います。
頑張ればなんとかなる。いつかわ報われる。と私は思っているので、皆さんも頑張ってください。
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いかがでしたでしょうか?
Aさんは2月の障害者合同説明会で面接を行い、
ご就職されました。
ご本人の中には、「働きたい」という気持ちがあった中で
合同面接会の日までも、朝に起きることができず、後から遅れてのご参加でした。
その中で、一緒に私と面接を受けに行ったのですが、
本人のやる気が見えるものではなかったので、言い方は悪いですが、
私自身、期待していなかったところもあります。
しかし、面接日のために、朝起きることができないながらも、
履歴書を書いたり、面接のための練習を夕方から行なっている
姿を見ていたので、頑張っている面も一緒に過ごしました。
また、私は昨年末にWSCにやってきたので、
およそ、半年間のお付き合いでしたが、
2017年末の時点で、本人様の就労に対する「思い」や
「意識」があまり見えていなかったのが本音です。
本当に、働く意欲があるのか?
と疑いたくなる日々もありました。
その中で、Aさんと一緒に取り組んだ日々が
お話をお伺いしていると、非常に懐かしくもなりましたし、
半年前の自分と、今の自分の心境の変化に驚かされもしました。
今も実際に「働く」中で色々な悩みがあると思いますが、
頑張ればなんとかなる。いつかわ報われる。とおっしゃっているように。
頑張っていただきたいと思います。
そしてそのための「お手伝い」を、私たちも行っていきます。