こんにちは
CRAワークサポートセンターです。
さて、皆さんは「障害受容」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
簡単にいうと
障害を持った人がさまざまな過程・段階を辿って、自身の障害を受け入れること。
なのですが、
医療や支援関係の方なら聞いたことある言葉かもしれません。
価値転換論、段階論、社会受容論などなど…
いろんな理論があります。
今日はそんな障害受容についてです。
あくまで、福祉施設に携わっている支援者としての
一意見ではございますが、
私は、そもそも「受容」に対しての援助は、
「難しい」と思っています。
それは、「受け入れる」という過程は
ご本人の過去や経験してきたこと。
さらには考え方や価値観に関わってくるため、
関係の築けていない段階で他者が支援したところで
大きな影響を与えることはできないと思っています。
しかし、障害や病気とは折り合いをつけて生活していかなければいけません。
それには、家族・友人だけでなく、支援者という存在も必要だと思っています。
「どうすれば、障害や病気と上手く付き合っていけるか」を考える過程において
一緒に考えてくれる存在は大切な存在だと思います。
しかし、最終的には自分が決めて、行動していくことが「全て」です。
そのため、 障害を受容するとか、乗り越えるとか、そういうことではなく、
障害があっても「上手く付き合う」「補完する」
その方法を一緒に考えて、理解することが、支援者の役割ではないでしょうか?
方法は、お一人お一人異なってきますし、
理解の度合いも、そのときの体調や、気分も異なっているでしょう。
そして、その人に合わせて手法も変えなくてはいけません。
つまり、その人に合った方法で「理解」を促すこと。
それが、寄り添うことになると思います。