「ハローワークに行くのが怖いんです…」
Aさんとのある日の面談。
いつもと同じように就職に関してや、体調に関してお話を伺うために
面談を行っていました。
Aさんは、就職に向けて意識を高く持っておられます。
しかし、「自分には障害があるため、過去にトラウマもあるので、いつ倒れてしまうのかわからないし、ハローワークに行くのが怖い。検索の画面を見ているとしんどくなってしまう」との意見がありました。
自分のやりたい仕事の条件や持っておかないといけない能力など、
様々なことを知りたいと仰られていましたが、
一人で行くとしんどくなってしまうとのことで、
職員から、ハローワークに一緒に行くことを提案しました。
その提案にAさんは「行きたいです。一緒に行ってくれるなら行けそうな気がします」
と返答してくださり、
実際に先日ハローワークに一緒に行きました。
ハローワークでパソコンを使い企業検索をする際、
初めは表情は硬く、辛そうな場面がありました。
体調確認をしながら、私が横につき、企業検索していると、
様々な企業が検索でき、その中で自分のやりたい職業の具体的な条件や
必要な能力がわかったそうで、いつの間にか表情も明るくなられていました。
その帰り道、Aさんとお話していると、
「ハローワークに行って良かった」と仰られており、
Aさんの背中を少しでも押せたのかなと私も嬉しくなりました。
Aさんの気持ちや表情の変化を間近で見て、
こういった背中の押し方、サポートの仕方もあるのかと知りました。
何気なく言った言葉でも、
Aさんには勇気を出す一歩になったのかなと思うので、
これからも相手のことを受け入れながら、就職に向けて道を開けるように
向き合っていきます。
お一人おひとりの可能性を見出すこと、「未来」に向かって、背中を押すこと、
ワークサポートセンターでは必ず行います。