当センターでは毎月、第一土曜日に

土曜講座で「ご飯を作ろう会」を行い

ご利用者の方たちと一緒にご飯を作っています。

あなたも一緒にご飯を作りませんか?

 

 

以前はボランティアの方が来てくださり

始まったご飯を作ろう会ですが

今ではご利用者の方から

作りたい料理のレシピや材料を調べてきくださり、

材料の買い出しから調理、

片付けまでご利用者主体で行っています。

また、職員への得意料理のリクエストもあり

その職員の故郷の広島風お好み焼きを作り、

作り方も教えながら一人一枚ずつ焼いてもらう事もありました。

 

普段はパソコンに向かってプログラミングやillustrator、Photoshop、office系のソフトの技術を身に着けるために

日々、もくもくと勉強をしながら、それぞれの分野についてご利用者同士で意見交換や昼休みなどで

趣味の話をされる事もありますが、

みんなでワイワイしながら何かを作る機会はなかなかありません。

あくまでも就職へ向けての技術の習得が就労移行支援施設なので

それぞれの課題をされています。

 

 

しかし、みんなで一つの料理を作るとなると

ご利用者それぞれ個性が発揮されます。

野菜の切り方にこだわりがあったり、キノコは野菜ではないとか(菌類だそうです)、

普段はあまり見る事がない

ご利用者の姿やこだわりを見る事ができます。

そして、料理を作る目的も人それぞれです。

将来は一人暮らしをして自立するために必要と思っていたり、

みんなでご飯が食べたい方、

みんなで何かをするの事が楽しい方など

ご飯を作ろう会に参加される目的はそれぞれです。

 

元々はみんなで楽しくご飯を作って食べようと

始まったご飯を作ろう会であり、

参加されるご利用者も目的はそれぞれですが、

みんなと一緒に料理を作る事で

コミュニケーションが苦手と仰っておられたご利用者が

自然とご利用者同士でコミュニケーションをされたり、

役割分担を自然と行えていたりします。

障がいとしてコミュケーションが苦手な方でも

環境や障がいの特性を周囲、

自分自身が理解する事で

周囲のサポートや接し方は変わってきます。

今までの経験で人と接する事をあきらめている方もいましたが、

今では少しずつですが笑顔もみせてくださいます。

 

興味のある方は土曜講座だけでも見学にきてみませんか?

おいしいご飯も食べれるかも?