こんにちわ、中島です。

 

本日は自学自習について書きたいと思います。

 

CRAワークサポートセンターではwebデザインやIllustrator・Photoshop、Office系ソフトなどのテキストを豊富に揃え、デジハリ・オンラインスクールやProgateといったオンライン講座を用意し、通所メンバーさんには『自学自習』で学習していただいております。

もちろん、どのテキストをしたらいいか、○○になること考えているけれど、どれを学べばよいか、という部分に関しては職員からアドバイスしますし、全くの初心者には、入り口部分をマンツーマンで教えることもあります。

 

講義式でないのは、入所時期やもともともっているスキルの違いがあると個々にあわせてはできないからなのですが、なぜずっとつきっきりで教えないか?

 

当センターは就労移行支援事業所、つまり学校ではありません。ソフト等の操作スキルの取得が第一の目標ではなく、就職するために、社会で困らないためのスキルの取得が目的だと思います。

 

教える側も時間が許せばつきっきりで教える方が、どこがわかってないとかここが間違ってるとかすぐにわかるので、その点では楽になります。

 

自学自習となると、わからないことがでたときの解決をせねばなりません。ここで、「わかりません」とすぐに職員に聞くのは楽です。ちょっと見て「ここはこうする」「ここが間違ってる」と答えが返ってきます。つきっきりでない場合、職員は返答に時間かかったりはしがちです。なぜそうなってるかなど状況把握しなければだからです。

質問して返答があり、それをメモして次に同じこと起こったら、自分で解決できると成長できているのですが、メモもとってない人はほぼ同じ質問で再度職員を呼びます。

これを社会に出て繰り返したらどうでしょうか?「いい加減メモとって覚えなさい」と言われるのではないでしょうか。

ということのないよう、センターで練習しているわけです。

職員は返答しながら、御本人で解決するために、ネットでこのような検索の仕方をする、とか、読み方のわからない漢字はどうやって調べるかとか、メモとりしようとか、アドバイスを伝えながら、徐々に完全に自学自習できるようにしていきます。

ある程度学習がすすむと、実際のお仕事をやっていただきます。そのあたりになると、お仕事を振り返って自分に足りないのはこれだから、ここをもっと勉強しようとか、どんどん自習を自分で見つけていかれます。

 

と述べてきましたが、センターに通われる方の障害というのは様々で、特性上「字を読むのが苦手」「自分の考えをまとめて書くのが苦手」「目で見て覚えるのは得意」という方もおられます。

なので、その場合はその方に合わせた指導ができるよう心がけます。

まだまだ、経験値少ない職業支援員ですが、メンバーさんらと共に歩んでいけるように試行錯誤していきたいと思ってます。