就労移行支援事業所CRAワークサポートセンターは、京都市内にある事業所なのですが、お隣の滋賀県から通所されている利用者さんが、実は意外と多かったりします。
インターン生のお二人に、「滋賀から、わざわざ京都にまで通所されている、熱心な利用者さん」にスポットライトを当てお話しを聞いて頂きました。
今回は、キャラクターデザインやグラフィックデザインの学習をされている、岡本さんにお話を伺いました!

第3回滋賀県特集_サムネイル

(佐納)
さっそくですが、滋賀県のどこから通われていますか?

(岡本)
大津市です。

(佐納)
事業所までの通所時間は、どれくらいかかっていますか?

(岡本)
電車自体にのっている時間は短いのですが、自宅から駅まで移動時間や待ち時間も含めると、1時間くらいですね。

(佐納)
夏場とか、大雨や風の影響で電車が止まると通所するのが大変そうですが、そういう時は訓練はお休みでしょうか?

(岡本)
いいえ。交通機関のトラブルの際は、在宅で訓練をおこなっています。
電車やバスに乗って事業所に通うのも訓練の1つと聞いているので、できるだけ在宅では作業をせず、遅刻しても実際に通所するようにはしているのですが、運休等どうしても無理な時がありますので、、、
その時は、あきらめて 在宅で訓練しています。

(佐納)
事業所では、何の学習に取り組まれておりますか?

(岡本)
フォトショップ等のグラフィックデザインのソフトの使い方を学んでいます。
また、クリップスタジオというソフトでゲームのキャラクターを考えてデザインし、デザインしたキャラクターをプレゼンをするという練習もしています。

(佐納)
凄いですね!!
グラフィックデザインだけではなく、キャラクターデザインにも取り組まれているのですね
ゲームのキャラクターなどを考える上でこだわっていることはありますか?

(岡本)
子供のころから動物やモンスターが好きで、なるべくリアルな感じで描けるように資料を探してそれを基にして描いています。
図鑑や写真を参考に骨格や筋肉のつき方をイメージして、「餌をとるためにどんな風な狩りの仕方をする生き物なのか」「どんな生態系をしていて、どんな暮らしをしているのか」など、デザインしているモンスターが実際にいたらどんな動きをするのかを想像しながら何枚もラフのスケッチを重ねてデザインをしています。

(佐納)
リアル思考ですね、、、実際にいたらどんな動物かって部分にこだわって制作しているのですね。

(佐納)
CRAワークサポートセンターを知ったきっかけはなんですか?

(岡本)
大津市にある、滋賀若者サポートステーションさんに紹介してもらったのが、きっかけです。
いろんな事業所を見学したのですが、最終的に勉強したい事に全力で取り組めそうな環境として、CRAワークサポートセンターに通所することを決めました。

(佐納)
CRAワークサポートセンターで学んだこと、成長したなって感じる事はありますか?

(岡本)
1つ目はソフトの使い方です。
最初の方は学習したことが中々頭に入ってこず、苦戦しました、、、
でも、職員の方と私の学習の仕方のクセみたいなものについて議論をおこない、頭に入ってきやすい学習方法を見つけていく といった事をして、訓練の方法を調整してからは、ソフトの操作技術が頭に入ってくるようになり、フォトショップやクリップスタジオがどんどん使えるようになりました。
2つ目は、毎月にお題が与えられて、そのお題にそったキャラクターデザインを月末にデザインしたキャラクターをプレゼンするという課題に取り組んでいるのですが、自分が考えた事やアイデアを相手に伝えることに、苦戦中しています。
でも、これも最初の方に比べるとだいぶん伝えることに慣れてきたと思います。
プレゼンが終わってから、「あの話をしておけばよかった・・・」っと後悔することもなくなりましたし。

(佐納)
では、毎回インタビューをおこなう時に聞いている、おなじみの質問なのですが…
滋賀県のとっておきのネタはなんですか?

(岡本)
JR石山駅の近くにある「伽藍堂」というかき氷屋さんでいつも行列ができるほど人気でおいしいです。膳所高校の近くにある「美富士食堂」というお店がデカ盛りで有名でテレビも何回かきていて有名です。

(佐納)
滋賀県に行ったらそこにぜひ行ってみたいです。他にもありますか?

(岡本)
草津駅から少ししたところにある「風の門くさつ平和堂店」というギャラリーで、個展をやらせていただいたこともあります。一点物の絵がほしいと思う方におすすめです。

(佐納)
CRAワークサポートセンターのイベントで楽しかったイベントはなんですか?

(岡本)
紙飛行機大会です。最初はあまり乗り気じゃなかったんですけど、紙飛行機を作るにあたってデザインしていく中で、自分のデザインが他の人から気に入られたり、紙飛行機のデザインの話で盛り上がったりして楽しかったです。
そうして作った飛行機には結構愛着が湧くものでして、不慮の事故で木の高いところに引っ掛かってしまい、もう戻ってこないかなと思った時は、ちょっと悲しかったですし、その後、神風が吹いて奇跡的に木から落ちてきた時は嬉しかったです。

(佐納)
紙飛行大会、年々規模が大きくなって盛り上がってますよね。
今年は参加者が50名越えのイベントになったと聞いた時はびっくりしました。
他に印象に残っているイベントはありますか?

(岡本)
クリスマス会です。
プレゼント交換会で各自の家にあるいらないもの(ゴミは不可)を持ち寄って、ガチャガチャを使って抽選会をおこなって、出たものをもらうというものなんですけど、私はホラーゲームが誰かに当たったら面白いなと思い持っていったら、自分でホラーゲームを引いちゃったんですよね!
そこで急遽再抽選をおこない、ホラーゲームは、無事に別の方のところへ旅立ちましたが、周りの人からは「呪われていんのか」と言われたのが面白かったです。

(佐納)
ガチャガチャでの抽選ですし、完全なランダムなので自分の物が出る可能性があるんですね!
でも、流石にホラーゲームが手元に戻ってくるのは、ちょっとホラーですよね、、、

【後編に続く…】